関西クィア映画祭2023にて
#関西クィア映画祭
見に行って来ました!
国内作品のコンペ全6作品!
どれも素晴らしい作品で、自分の経験と被るものがあり、時に懐かしく、時に胸締め付けはされ、嬉しさや悔しさに、涙が頬をつたいっぱなしの時間でした。
その中でも、社会でないものにされる中、孤独に戦い続ける人と、言葉にはしないけど悶々とする人が、自分たちに言葉を作り出そうとするストーリーには、一夜明けた今でも涙が込み上げて来ます。
「あー、何度でも見たい!」
そんな作品ばっかりで、とても良い時間でした。
企画して運営くださる ひびのさん はじめ運営の皆様には本当に感謝しかありません。
そして、「鏡をのぞけば〜押された背中〜」の上映も無事に終わりました。
作品のクオリティという面では、今作品は余りにも荒削りであるという点では、人前に出すには早すぎる作品ではありまして、やはり上映には賛否両論あったそうです。しかしながらテーマ性や訴え、必要な事を伝えるという点では、人前に出すには遅いくらいなんだなと、昨日見てくださった皆様からありがたくもいただきましたフィードバックに感じた事でございまして、私の直感は間違えてはいなかったのだと改めて思うことができました。
その上で、ドキュメンタリーにしなかった理由を改めて振り返ってみました。
現実と映画は違うからこそ、もっと作品の中に夢を見たい
いかに多くのトランス当事者を描けるか
まだまだ描けてない、届けられていない事がまだまだある
だから、またやりたい!やる必要があるという結論に至りました。
泥臭く型破りにやってみたけれど、正直ガチで映画に取り組む人たちを前に、やっぱり自分なんかダメかもと、映画を舐めているのではないか?と思った事もありました。
正直会場に向かいながら、怖くなって、最寄駅からの長い一本道、何度も回れ右して、走り出したくなりました。
昔得意先を怒らせて、謝罪に行ったって事があったんですけど、その時の事を思い出していました。
どんな思い出やねん!て、話なんですけど、そんな思いも正直あり、動揺のあまり、お気に入りの服にコーヒーをこぼしてしまうなんて事もあり、我ながらメンタル弱いな〜と、、、
いや〜、弱いようで強いようで、つかみどころがよくわからない私なんですけど。自分でも捉えきれないんですからw
でも、上映後、実在する映画監督になぞらえて、伝える事の大切さに重きを置く事も大事というフィードバックもいただき、つい照れ隠しでちょけて返してしまいましたけど、あれ実は泣きそうだったのを堪えてたんですね。
自分の方向性はこれだ!これで良かったんだと、ようやく、そこで落とし込む事ができました。ほんとうに感謝です。
作品のクオリティという面では、監督である私にその責任があるわけですから、それらは全て受け止めて、ここで折れずにブラッシュアップあるのみ!です。
次は特別上映ではなく、しっかりと他の作品と肩を並べて、#関西クィア映画祭 にまた返り咲きたいです。
関西から、遠方から、駆けつけてくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。映画祭のスタッフの皆様、本当にありがとうございました!
水の忘れ物の持ち主を一緒に探した経験は忘れません。
そして、映画制作チームのみんな、本当にありがとうございました!
追記
あっ!奥村さん、次回作の脚本待ってますね。
なーんてねw
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